広まるJGAP認証
農産物の安全性向上や環境保全型農業を実施する手法として、2002年以降、日本で「GAP(Good Agricultural Practice=良い農業のやり方)」の普及が進んでいます。
GAPは、「工程管理に基づく品質保証」の考え方を農場現場に導入したものであり、食品事故などの問題を農場が起こさないように未然に防ぐ農場管理の手法です。
JGAPはこのGAPを遵守するために、農家・JA等の生産者団体を手助けする日本の農業界・流通業界の標準GAPとして、継続性や信頼性・審査の透明性などを考慮して開発が進められてきた、「残留農薬、ドリフト、食中毒、異物混入、重金属、放射能」のすべてに対応した守備範囲の広い基準となっています。
そして現在JGAPの第三者認証制度が全国に普及し始めており、2015年3月末時点で2529件の農場がJGAP認証を受けています。
(※日本GAP協会資料「3分で分かるGAP」より)
農場生産工程管理
どのようなことを行うのか?
1.食の安全の確保
2.環境保全型農業の実践
3.農業生産者の労働安全の確保
4.適切な販売管理体制の実現
1〜4を実践するために・・・
- A.農場運営と販売管理(27項目)
- 1.農場運営
2.計画と記録
3.販売管理とトリサビリティ
- B.食の安全(72項目)
- 4.土・水・種苗の管理
5.肥料の管理
6.農薬の管理
7.収穫・運搬のかかわる衛生管理
8.農産物の取扱
- C.環境保全型農業(20項目)
- 9.水の保全
10.土壌の保全
11.周辺地の配慮
12.廃棄物の適切な処理と削減
13.エネルギーの節約
14.環境保全への意識と生物多様性への配慮
- D.労働安全(19項目)
- 15.作業者の安全
A〜Dの138項目(青果物)の管理点と適合基準を守り
JGAPの認証農場となります
(安全・安心な農産物の証)
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